下天 家康殿ルートをクリアしました!今は秀吉ルートをのんびり進めています。
早速ネタバレ混じりのざっくりした感想をば。
家康殿はどこまでも優しい、とても素敵なキャラだと思いました。どのイベントでも終始その優しさが感じられるようで、2人が互いに惹かれていく描写にはほのぼのとした気持ちになりました。なんというか、とても綺麗なルートですね。
前回の記事で薬草摘みのイベントが好き、と書きましたがこのイベントが後になってかなり重要になってきたのがとてもよかったです。
トリカブトを薬草としてみる家康と毒草としてみるほたる、ほたるがこれを「2人の埋めがたい溝」と考えて思い悩むシーン、家康に正体を明かした際にトリカブトで毒を作ったと告白するシーンの流れは本当に読んでいて胸が苦しくなりましたが大好きです。
家康が「自分が愛した人が本当は存在しない、忍びの偽りの姿であった」ことよりも「人を殺めるために毒を作った」というほたるの行いに対して心を痛めるというのもまた切ないんですよね。でも家康の優しさが表現されていてここも大好きなんですよ。
実はここまでで彼を「優しい、可愛らしい」とは思っても「かっこいい」とはあまり思っていなかったんですよ。でもラストの本能寺のシーンはあまりにもかっこよくて、完全に惚れ直しましたね...。このシーンはセリフもスチルも本当にズルい。
「あなたのためではありません。あなたを失いたくないと思う僕のためです!」
「お願いだから...守らせてください!」
このセリフは仮に下天にボイスコレクション機能がついていたら確実に登録していたなというくらいぶっ刺さりました。
また、「偽りにも、さまざまなものがあるんですね」のセリフはこのルートを表しているようでそこも好きでした。
罪の華エンドは、こんなに苦しめられるのかというくらい切なくてつらい気持ちにさせられました。なによりも、「毒を作ったりはしない」と話していた家康に毒を作らせてしまったというのが...。
毒を飲んで記憶を失ったほたると共に暮らし、記憶なんて戻らなくていいと彼女の目を塞ぐ家康というのはなんと表現したらいいのかわかりませんが、薄暗くて悲しいです。このスチル名が「虚構の幸せでも」なのもつらい。でもそこが大好き。
最初の印象に反してかなり刺さったルートでとても楽しめました!
秀吉はPSPで攻略済みなので復習してる感じで初見とはまた違った楽しみかたができています。クリア後にまた感想を書こうと思います!