まだ2周しかできていませんが、ひとまず発売前から気になっていたナナくんと御影先生の真告白エンドを回収したので感想を。
ボリュームのあるシリーズなので、今後も気が向いたときにゆっくりプレイしていこうかなと思います。
キャラ感想の前に、とりあえず雑感。
システム的には従来のGSから大きく変わった部分はないかな、と思います。3のシステムが基本になっていて、そこにマリィ・ガーデンやら4人グループ、記者活動といった新要素が加わっているような感じ。
学食イベントは今回のプレイングではあまりうまみを感じられませんでしたが、おそらく特定のグループを結成できれば特殊な会話が発生したりするのかなと思っています。グループが作れない組み合わせでランチをした時の汎用台詞(?)だと全然盛り上がってなさそうでそれはそれで面白い。
あと学食でいうと料理のグラフィックが妙にリアル寄りというか立ち絵、背景と馴染まずに浮いているように感じて、そこが気になりました。
4はキャラ別で特定のスチルが使用された会話イベントがちょくちょく挟まります。これが割と頻繁に発生するため、個人的には少しテンポが悪いように感じてしまいました。会話の内容は好きなものが多かったので、普通に立ち絵でのイベントでも良かったのかなーと思ったり。Live2Dでぐりぐりスチルが動いたり、時々タッチイベントが起きるのは面白かった。
個人的に今までのシリーズの親友ルートが本当に好きだったので、今回はそれがなくなったというのが残念でした。まだグループ結成や4人デートなどの新要素には触れていないんですが、それが今まででいう親友とか三角関係にあたるような感じなのかな。今後のプレイではそのあたりも楽しみたいです。
以下キャラ感想。イベント内容などのネタバレありなので一応注意。
七ツ森ルート
Twitterで初めてNanaとしての姿が公開されたときに「もし4が出るなら絶対にこの人から攻略しよう」と決意したくらいにナナくんのビジュアルが好きです。その後に公開された眼鏡姿のイラストで、モデルの時とのギャップで更に好きになったのを覚えています。
ナナくんのルートで面白いなと思ったのが初デートの後に「Nanaの姿」と「普段の姿(眼鏡)」どっちとデートしたいか聞かれることですね。この選択肢によって今後のデートでの姿が変わる(途中で変更不可)ため、おそらくですがデートのスチルも一周しただけでは全部回収することができないんじゃないかなと思います。
私は会話の流れ的に「ここでNanaを選んだらミーハーと思われて好感度が下がるのでは?」と深読みして眼鏡姿を選びましたが、最終的にこっちの姿の方が好きになりました。レンズ越しに目がちらっと見えるのにものすごくときめいたんですよね。あとは校内イベントなどは眼鏡なので、単純にこちらの姿で接する時間が長くなって、より身近に感じるようになったのもあるかもしれません。
ときめき修学旅行の内容は結構びっくりしましたね。まさか公共の場で叫ばれるとは思っていなかった。
別の記事で書いたことがあると思うんですが、個人的に見せつけるようなイベントとか公開告白的なシチュエーションは苦手なので、困惑したままイベントが終わってしまったのが残念。
でもその後の枕投げタイムはものすごく楽しめました!
枕投げ後に先生が見回りにきて何処かに隠れる、となった時にナナくんと同じ場所を選べると
「俺からは何もしてないぞ。
してないハズだ...。
でも、ゴメンなさい」
と言われるんですがここがまあ可愛くてたまらなかった。好きだ、七ツ森実。
可愛すぎて思わずスクショしてしまったくらい好きなので、ここはぜひ聞いてほしいです。
ナナくんには2の瑛と少し似ているところがあるような気がします。初めは少し冷めたところがあるように感じるし、周りに隠していることがあって主人公とはその秘密を共有していたり。2人ともお父さんっぽいこと言ってくる時もあって、そこも似てるかなと。
大きく違うところは素直さですかね。瑛は結構なひねくれ者でそこが可愛らしいんですが、ナナくんは「(センスが)好き」とか「(格好が)可愛い」とか真正面から褒めてくれるので、毎回デートが楽しみでした。
告白の台詞もプロポーズのような情熱的な言葉でしたし、付き合ってからもたくさん愛情を注いでくれるんだろうなぁと思います。
記事を書く前にはばチャのツイートを初めから見返したんですが、Nanaより先にミニキャラで眼鏡姿が公開されてたり、後から遊園地のななこさんとしての姿も公開されていて驚きました。クリアしてからだと新たな発見があって楽しいですね。
先生ルート
子供の頃から吉野さんのファンなので、御影先生のキャストが発表された時に喜ぶと同時にものすごく衝撃を受けました。個人的に吉野さんはやんちゃなキャラクターを多く演じられている印象が強い方なので、先生役というのにも驚きましたね。もしGSに出演されるなら1の天童くんみたいな子かなとぼんやり考えていたので。
御影先生は生徒に対してかなりフレンドリーに接する人です。パッと見の印象だとちょっとチャラそうで、ビジュアルが公開された時は「グイグイくるような先生だったらちょっと苦手かも」と思っていました。
しかし実際プレイしてみると、生徒のことをきちんと気にかけているとても良い先生でしたね。テストで学年1位をとった時には褒めるだけじゃなく、無理をしていないかと言ってくれるところが優しくて好きです。
あとは自分のプレイングのせいかもしれませんが友好になるまでがなかなかに長くて、ガードが堅いところも教師と生徒であると線引きされてるように感じられて勝手にときめいてました。スキンシップでこっちが寄ると引き気味なところも好きポイントです。
1年目の体育祭のフォークダンスは逃げた男子の代わりに参加している先生ですが、それに対して「ほんともったいないことするよな」と言っていて、初めは女子と仲良くなるチャンスを自分からふいにすることを言っているのかと思ったんですよ。攻略を進めていくうちに、これはせっかく学生時代にしかできないことなのに踊らないのは勿体無い、という意味で言っていたんだろうなと感じました。フォークダンスって学校行事とか授業くらいしか踊る機会なさそうですしね。
そう感じたのは、先生が海外で年の離れた人たちばかりの環境で友人のいない高校生活を送っていたと話してくれたからです。これ以降、時々2人で遊びに出かけるようになるのですが、お誘いの台詞が結構あっさりしていてデートだと意識しているようなのは主人公だけというのが好きでした。
先生ルートで特に好きだったのが初詣でおみくじを引くときの台詞です。「おみくじは2人で引けば負けはない。何故ならば、片方が悪い結果でももう片方が良い結果なら中和できるし、2人とも悪い結果でもマイナスとマイナスをかければプラスになるからだ」と独自の理論を話してくれて、主人公が心の中で無理があるな...と言っているところも含めて面白くて好きです。
学園演劇を無事に終えた後の舞台袖での台詞もいいですね。御影先生は教師である自分がいち生徒に好意を持つことに悩んだのではないかと思うので、劇の台詞とはいえ、ここで言葉にしたことでクリスマスにきちんと「この子が好きだ」と気持ちを認めることができたのだと思います。もし劇がなかったらまた迷っていたのかも。
文化祭後に開放されるADVも良かったですね。ヒムロッチと御影先生のやりとりはどれも好きなのですが「いくら台詞を覚えているといっても教師の自分が代役でいいのか」と悩む先生の背中を学園演劇で舞台に立った経験のあるヒムロッチが押すというのがヒムロッチ好きとしてはグッときました。
御影先生に「真面目ちゃん」と呼ばれるのがとても好きだったので、告白の際も呼んでもらえて嬉しかったです。今後も時々呼んでほしい。
発売前は色々と不安に思う部分もありましたが、実際プレイしてみるとすごく楽しめました。他のゲームを挟みつつゆっくり他の子も攻略したいと思います。