おぼえがき。

乙女ゲー感想中心 ネタバレ配慮少なめ

【クラキミ】秋山朋,風野太郎 感想

無事にクラキミをフルコンプし、GS4をやったり今更ながらポケモン剣盾に手を出したりしています。

GS4には期待も不安も抱いていましたが、いまのところ3までと同じように楽しめています。ボリュームのあるシリーズなので個別感想を書くかはちょっと微妙なところですが、雑感みたいな記事はあげるかもしれません。考え中です。

 

そんなこんなで少し間があきましたが今回もクラキミ感想です。

 

 

秋山ルート

秋山くんが(悪気がないにしても)虫を見せてしまって穂波くんが取り乱すという展開が何度かあり、仕方がないんですが彼が虫を嫌う理由を知っているためどうしても穂波くんに肩入れしてしまい、序盤は気持ちがノリきれず。二人が喧嘩をしたあとの選択肢で「穂波くんも大げさだよ」といったものを選ぶのがつらかったです。とはいうものの、秋山くんが主人公を意識していく過程はとても美味しかった。普段ぶっきらぼうな人が笑ったり、柔らかい声を出すとめちゃくちゃ可愛く感じますね。

ただ、秋山くんはこのゲームの中でも特に立ち絵ごとに顔が違うのでそこが気になりましたね…。照れ顔立ち絵が出るたびに別人のように感じてしまった。

 

秋山くんはあまりデリカシーがなくて空気を読むのも苦手なタイプですが、なにかと主人公を気にかけてくれるところが優しくて好きでした。

本編の流れは基本的に穂波くんルートと同じでしたが、こちらはラストで風野くんが敵のような立ち位置で登場。弱みを握って穂波くんを脅そうとしますが、3人で協力して上手くそのデータを消すことに成功してエンディングへ、という流れでした。

こちらのルートでも穂波くんが自分の抱えていたものを全部ではないにしろ他者に話すことができたというのは良かったなと思いました。2人の関係性も事件前よりも遠慮のない良いものになっているようで安心しました。

 

エピローグでは試合の応援に行くくらいテニス部の2人とは親しくなっているようで、来てくれた!と喜ぶ穂波くんに「お前じゃなくて俺の応援」と言う秋山君がめちゃくちゃ良かった。その後の「独占欲?大人げない」に対してさらりと「どっちも否定しない」と言えてしまうところが秋山くんの良さだと思います。

キスのスチルがまるで少女漫画のワンシーンのようで個人的にお気に入りです。

 

風野ルート

風野くんなりの他者との線引とか考え方が色々とあるのはわかるけれど、だからといって脅迫するのはだめだろうと思いました。それがいくら妹さんを守るためだとしても。

それでもそんな風野くんが主人公とお金が絡まない約束をして、裏切られても構わないとまで言ってくれるのは、本人も言っている通り、自分の大事なところを預けてくれているという感じでよかったです。

それに対して主人公が自分の決意はそんなに軽く見られているのか、心の底では信じていてくれてないのかとショックを受けるのもわかるし、風野くんがなんで?と焦るのが両者の価値観の違いがわかるので好きでした。なぜショックを受けたかを説明されて、難しいと言いつつもそれを否定せず「お前を傷つけるのは本意じゃなかった」と言ってくれるのも嬉しかったです。

 

そしてエンディングですが、赤面しながらはっきり告白してくれた事実もキスしたあとに走り去るのも刺さったのに、その直前の葵先輩の言動にすべてを持っていかれてしまい、勝手に葵先輩に失恋した気分になりました。

エピローグも可愛くて好きなやりとりが多かったんですが、プレゼントのインパクトが強くてこれまた持っていかれてしまった。

 

余談ですが脱出後の綿貫さんの

「人ひとりを一晩で変えてしまう女に、俺が出来るアドバイスなんてねぇよ」

という台詞が印象的でした。この主人公すげえや。

 

 

というわけで秋山、風野ルート感想でした。

Twitterでもちょっと話しましたが、クラキミのおすすめ攻略順って真相にだんだんと近づいていくって流れだと思うんですが、個人的に直前に攻略したルートで次に攻略するキャラの印象がマイナスになるような展開が多く感じました。そこから個別ルートで印象が変わっていくのが個人的楽しいポイントの一つでしたね。

近々残りの3人の感想もアップしようと思います!